【渡邊雄太の恩師】監督の言葉が絶対でなく考える余白を残す。白黒を追求しグレーを見つける・・・

この記事はこんなアナタにおすすめ

  • 日本人2人目となるNBAプレイヤーを輩出した、色摩拓也監督の考え方を知りたい人
  • 色摩拓也監督の考え方をバスケだけでなく人生で活かしたい人
  • シンプルに渡邊雄太さん、色摩拓也監督が大好きな人

こちらの本から抜粋してご紹介

色摩拓也監督など5つの強豪高校の名将の考え方がわかる本、「高校バスケは頭脳が9割」から抜粋してご紹介します。私はかなり名著だと思うんですけどね。名将とのインタビュー形式の本でかなり面白いです。

⭐️高校バスケは頭脳が9割

また渡邊雄太さんの本、「「好き」を力にする NBAプレーヤーになるために僕が続けてきたこと」の中からも少し引用させていただきます。。どちらの本もバスケ好きはもちろんそうでない方にも参考になる考え方が学べるので、オススメです。ぜひチェックしてみてください。

 

⭐️「好き」を力にする NBAプレーヤーになるために僕が続けてきたこと

色摩拓也監督の経歴

選手時代は京都の洛南高等学校から大阪経済大学に進まれています。その後、大阪経済大学を2年経験されて、香川尽誠学園高校で監督を24年続けられています。

 

ウィンターカップを2011/2012年連続で準優勝しており、これは渡邊雄太さんが高校2,3年のころとなります。「どうせ渡邊雄太がいたから準優勝できたんだろ?!」と思ったそこのアナタ。それは違います。

 

私は「渡邊雄太さんがNBA選手になれた大きな要因が「色摩拓也監督」だと思っています。それは渡邊雄太さんのコメントからもわかることだと思います。では続きをどーぞ。

渡邊雄太さんが語る恩師・色摩監督とは?

渡邊雄太さんの本、「「好き」を力にする NBAプレーヤーになるために僕が続けてきたこと」に書いてあった色摩監督への思いを以下に載せます。

 

「これまで僕はつくづく指導者に恵まれてきたと思う。両親しかり、中学の平田コーチしかり。その中でも高校時代に尽誠学園で色摩拓也先生に教えを受けられたことは本当に大きかったと思う

 

このコメントだけでも色摩監督への感謝を感じることができると思います。特に次のコメント、これでさらに渡邊雄太さんの色摩監督への多大なる感謝が明確になり、色摩監督の名将を確信させることになります。

 

「別の高校に行っていたら、色摩先生に巡り会えていなかった。それを考えると今でもゾッとする

 

どーでしょう?このコメントをみて、まだ「色摩監督がスゴくない」と思えるでしょうか?なんとなくの凄さはわかってもらえたと思います。。

 

では具体的にどんな考え方で指導されているか、その象徴的な考え方「白黒をつけずにグレーを見つける」、一見なんのこっちゃかわからないですが、これを紹介したいと思います。

監督の言葉が絶対ではなく、生徒が考える余白を残す。白黒を追求した先のグレーを見つける

練習をやる際に色摩監督はこんなことを言うらしいです・・・

「絶対にこれをやるぞ。でもできないこともあるからね・・・

「これは絶対にミスをしちゃいけない練習だ。でもミスすることもあるからね・・・

 

非常に不思議な言葉かと思いますが、これは生徒に考える余白を残すような指導と言えます。それも色摩監督のこんな思いがあるからのようです。。

 

「白黒を追求した先のグレーを見つけて、そのグレーを白か黒に塗り替えられる選手を育てたい」

 

これがどーいうことか、つまり状況判断を身につけた選手を育てたい。それに尽きるかと思います。どーしても監督は絶対的な指示を出しがちです。。それが絶対的に悪い!とは言いません。ただその場の状況を見極めて判断できる、そんな選手を育てることがバスケ界、しいては社会のためになるのかなと思ったりします。個人的に。

【余談】色摩監督が一番印象に残るプレーとは?実は渡邊雄太さんの試合じゃないんです・・・

最後に、、、そんな色摩監督が一番印象に残るプレーについてです。。実は渡邊雄太さんの試合ではなくて、「2014年のウィンターカップ静岡藤枝明誠戦」となります。「このプレーこそグレーを見つけて、判断で真っ黒に変えたプレー」と色摩監督が大絶賛しています。

 

このときの藤枝明誠には、現在のBリーガーである角野亮伍さんが所属しており、色摩監督に言わせると藤枝明誠は全国で20番くらい、一方で尽誠学園は全国で500番くらい、というほど。

 

それくらい実力差のあった試合でしたが、最後には尽誠学園が勝利で終えています。文字でも記載しますが、あとでYoutubeにアップされている動画を見てください!動画だけでは凄さがパッとわかりませんが、色摩監督の言葉があるとスゴイプレーに見えてくるはずです・・・

 

🎦2014年ウインターカップ 藤枝明誠vs尽誠学園 3,4Q  ※34分50秒くらいから見て!! 

 

では状況を説明します・・・

拮抗した試合で2点差までなんとか追いついた感じ。。4Qの残り1分6秒でタイムアウト。その後、作戦を実行するものの失敗・・・

 

リバウンドを取って4番高橋龍斗さんがゴールを見て左右を確認して、誰も動かず・・・自分のマッチアップを見ると背が高くスピードミスマッチ・・・※ここがグレーを見つけている部分!

 

ドライブをして見事バスケットカウント!勝利!!

 

これこそ「グレーを見つけて真っ黒にしたプレー」。監督の創造を超えたプレーなのかな、と思います。でも思うのです。普段から色摩監督が練習で判断を求めていたからのプレーなのだと。私も人に伝えるときは余白を残して話したいな、と思う次第です。。

 

最後まで見て頂きありがとうございます。別の記事もぜひご覧ください⭐️

 

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