【バスケの歴史】バスケの始まりは1891年、始めはxxのカゴを使っていた?!

【バスケの歴史】バスケの始まりは1891年、始めはxxのカゴを使っていた?!

バスケの誕生は1891年。2021年は生誕130年の年。なぜ歴史を扱うか?

今回はバスケの歴史について、以下の本と参考論文をもとに紹介させて頂こうと思います。
⭕️水谷豊さんの「バスケットボール物語―誕生と発展の系譜」

バスケがアメリカで誕生したのが1891年。2021年でちょうど130年になります。日本に本格的に伝わったのが1913年なので、2021年で108年になります。日本とアメリカのバスケの歴史は意外にも22年しかかわらないということを僕も初めて知りました。

どのようにバスケが誕生したのか?また最初の試合がどんな感じだったかご存じでしょうか?
まぁ知らないですよね。笑。知らなくてもバスケできるし。。

ちなみに最初のバスケの試合ではゴールが金属ではなく、ある果物のカゴだったのですがご存じでしょうか?

一応なぜバスケの歴史を扱うか?記載しておきますね。それは時代の流れを読み、選手として必要となるスキルを予測することで、時代遅れの選手にならない。また監督の方であれば時代遅れの選手を育てないように、時代の流れ、いわば歴史を知っておくとよいかなと思います。

NBAでここまでセンターが3Pを打つようになるとは・・・って感じですが、それこそ今後は4Pも導入されるかもしれません。アメリカのBIG3という3オン3の試合では既に4Pが導入されているので、NBAで導入される可能性もゼロではありません。

4Pが導入されれば、3Pが導入された時と同じように更にコートを広く使うようになり、DFは止めることが難しくなり、展開も速くなり、攻撃回数も増え、結果的に点数が140点越えのような試合になるでしょう。

するとシャキールオニールのようなセンターではなく、ヤニスアデトクンポのような身長が高くて、走れる選手がさらに重宝されるようになることでしょう。ステファンカリーやダミアンリラードのような長距離シューターもさらに重宝されることでしょう。

とはいえ今回はそこまでの歴史の話ではなく、バスケが誕生したころの話を紹介させて頂きます。

バスケが誕生した経緯・・・キーパーソンは2人。ギューリックさんとネイスミスさん!!

1891年のアメリカの時代背景をすると、当時のアメリカではアメフト、ラグビー、サッカー、ラクロスは存在していたようです。しかしこれらは全て屋外のスポーツのため、冬など雪が降る時期に屋内・体育館で行うスポーツがあまりなかった。というのが時代背景のようです。

そういった時代背景の中で、マサチューセッツ州スプ リングフィールドに設立された国際YMCA訓練学校で1891年にバスケットボールは生まれています。

バスケが生まれることに大きくかかわったのは2人。
1人は体育主事養成科の2代目科長であったルーサー・ギューリック (LutherH.Gulick)
もう1人がジェームス・ネイスミス(James Naismith)です。

この2人がいたからこそ、バスケを体育で楽しんだり、部活で楽しんだり、それこそBリーグやNBAを観て楽しむことができているのです。この2人には感謝しかありませんね・・・

なぜ科長であるギューリックさんが関わっていたか。そもそも屋内でやるスポーツがつまらなさすぎると不満を持っていたのはこのギューリックさん。そのギューリックさんが「何か屋内でやる面白いスポーツを作って!!」と実際に言ったかは知りませんが、依頼をされたのがバスケの創始者であるネイスミスさん。

このネイスミスさんは当時30歳で、1891年6月にYMCAを卒業してそのまま教員についた、いわば新任の教員であったようです。新任の教師がバスケを生み出していたのは知りませんでしたね・・・

でギューリックさんから屋内スポーツを開発するよう依頼されたネイスミスさんは、試行錯誤します。
当時すでに存在してたラグビーやサッカー、ラクロスを作り変えて試行したようでしたが、乱暴になりケガ人続出だったようです。

新しい屋内スポーツを開発できていない窮地の状態から、ネイスミスさんはゲームの原理・原則を改めて考え直します。まず当時のスポーツは必ずと言っていいほどボールを使用していたため、ボールは使おうと決め、さらにボールが小さいとルールが難しくなりやすいので、大きなボールを使うことを決めます。

次に当時ネイスミスさんが一番面白いと感じていたアメフトを参考にしようと決めます。
でもタックルは危ないし・・・と考えていたところ・・・「えっ?何でタックルが必要なんだっけ?」という自問をしたそうです。そこで「なぜなら、ボールを持って走ることが許されており、それを止める必要があるからタックルが存在する」という考えに至り、


「おっ!じゃ「もしボールを持って走れなければタックルの必要なくなるな!!」という考えに至ったそうです。

この閃きこそ「ゲームの新しい原則ができた瞬間」だったようです。ここから具体的にシミュレーションをして、少し詳細は省きますが、「13か条ルール」を定めて新しいゲームを考案しました。

そして1891年12月21日に世界で初めてのバスケットボールのゲームが始まります。
ネイスミスさんが新任教員になってから半年で生まれていることにビックリです。
しかもたまたま生まれたわけではなく、意図的に人の手によって開発されていることにもビックリしました。

よく考えれば3.05mのところにゴールをつけて、シュートをするスポーツなんてたまたま生まれるわけないか・・・とも思いましたが。

バスケの始めの試合

1891年12月21日の朝、ボールはサッカーボールを使い、リングは何を使おうか考え、当時の体育館の管理人であったステビンス(Mr.Stebbins)に、何かゴールにする手ごろな箱はないか尋ねました。

そこでステビンスさんは『いいえ,そのような箱はありませんが,地下の倉庫に古い桃を入れるカゴなら2つあります。』
と答えたそうです。

その桃のカゴを体育館の両端のバルコニーの手すりの下側に取り付けたそうです。
こうしてボールはサッカーボール、ゴールは桃のカゴという状態でバスケの試合を始めたそうです。
ちなみにこの時もゴールの高さは3.05mだったよう。

で人数は5対5だったの?というと、当時18人の生徒が出席していたため9対9で行われたそうです。
コートは11m×15mだったようなので、いまは28×15mなので横幅は同じで、縦の長さだけ1/3の狭いコートだったんですかね。ここに倍近い人数がいると考えると・・・ガチャガチャしそうですね・・・笑

結果はどうだったかというと、コートが狭くて人数が多いことも理由としてあったと思いますが、
ファウルアウトだらけだったようです。。笑
しかし盛り上がりは最高で。めちゃめちゃ盛り上がった末にロングシュートが入り1対0で勝負がついたそう。成功した証拠として、この日以来、学生たちはこのスポーツを熱中し、数日後には見物人さえ集まるようになったそうです。

いやーネイスミスさんの開発は大成功でしたね!!後世にもここまで浸透して今ではNBAでは世界で見られ、競技人口も世界で4.5憶人ですか?スゴイ開発ですよね。こんな世界に影響する開発をしてみたいものですよね。

最後まで見て頂きありがとうございます。次回もお楽しみに。

⭐️オススメの本⭐️
⭕️水谷豊さんの「バスケットボール物語―誕生と発展の系譜」

このブログは参考資料と、このブログの過去記事を元に考察したもので、あくまで一説です。

■参考論文:
・大川信行(2010)バスケットボール誕生までの経緯と最初のルールについて

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