【桜花学園の話】桜花はボールを持たない36分を重要視する!!ボールを持たない時間はたった4分…

【桜花学園の話】桜花はボールを持たない36分を重要視する!!ボールを持つ時間はたった4分・・・

女子高校バスケ界の強豪校の桜花学園と、井上眞一監督をご存じですか?

以前に「❶桜花学園では入学したらまず血液検査?❷うまさよりも強さを求める??」というブログを書かせて頂きました。今回は桜花学園の話、第二弾となります!桜花学園の試合の40分に対する考え方を紹介したいと思います。

簡単に言うと「試合40分のうち36分はボールを持っていない。だからこそボールを持たない36分を徹底的に練習しよう」ということ。

この内容を初めて見た時、衝撃的でした。だからこそ僕の動画やブログでは、ボールを持たない36分に対する内容が多くなっています。例えばディフェンスの科学リバウンドの科学を取り扱ったり、今後はスクリーンの科学スペーシングの科学の内容をやろうとしています。


つまり「ボールを持たない36分が重要!」という考え方は、僕がバスケを深く考え、動画やブログをやるきっかけになった考え方となります。


バスケのボールを扱うスキルのない僕としては、「ボールを持たないことが重要!」となると希望が広がるわけです。「あっボールがない部分で頑張れば試合に活躍・貢献できるんだ!」とぼくのようにスキルがない方でも、希望が広がるきっかけになると嬉しいです。。。

当たり前ですがボールを持ったスキルは重要です!その上で伸び悩んでいる選手や、勝てなくて悩んでいるチームのコーチなどのきっかけとなればと思います。「ボールを持たない時間で貢献すればよいんだ!」と思ってもらえれば何よりです


では、そんな桜花学園の考え方を学べる書籍を紹介したいと思います。
📚「日本最高峰のバスケ学 桜花流・上達論」はこちら↓

井上眞一監督の簡単な経歴

・1986年の就任後から2020年までの35年間で、インターハイ・ウィンターカップ・国民体育大会で通算68回優勝の名将。35年だと、合計90~100回くらいしか大会がないはずなのに、、優勝率50%以上・・・(男子だと能代工業が通算58回優勝しています)

・渡嘉敷来夢選手、大神雄子選手など挙げきれないほどの多数のWリーグ選手を輩出

井上眞一監督がボールを持たない36分をどう捉えているか?!

40分の試合を10人で戦うとすると、1人当たりボールを持てる時間は4分(10%)。一方でボールを持たない時間は36分(90%)。またオフェンスとディフェンスは40分を半分ずつにした20分ずつ。
そう考えた時に井上監督は以下のように述べています。

===書籍の抜粋=========
「一般的にボールを持っているわずか4分のための練習が非常に長い。どこの練習を見てもたいていそうである。しかし実際は36分のほうがはるかに長いし、36分のほうが大切である。選手はもちろんのこと、それに気づいていないコーチが多いのかもしれない。ボールを持っていない36分のほうが大切であると認識すれば、おのずと練習の組み立て方が見えてくる」
=================

つまり「試合の4分(10%)に練習時間を費やすのではなく、36分(90%)に対して練習時間を費やすことで勝利に近づく」と理解しています。

ボールを持たない36分に何をしているか。
例えば、
スクリーンのかけ方、スクリーンの抜け方、オフェンス時のスペーシング、ディフェンス時のスペーシング、リバウンド、オフェンスとディフェンスの切り替えの準備・・・などなどです。

まず36分が重要ということを理解して頂き、その上で練習に取り組む、練習内容を組むことが大事です。

最後に重要なことなのでもう1回伝えます。大事なことは何度も言います。。

勘違いして欲しくないのは、ボールを持ったスキルが大事じゃないという意味ではありません。

バスケは多くのシュートを決めるスポーツなので、シュート練習も非常に重要です

でも伸び悩んでいる選手、勝てなくて悩んでいるチームのコーチが、
「ボールを持たない時間で貢献すればよいんだ!」と思ってもらえればよいです。


そして僕の動画やブログの「DFの科学」や「リバウンドの科学」も参考にして頂ければなおよしです!!笑

最後まで見て頂きありがとうございます。次回もお楽しみに。

オススメの本

このブログは参考資料と、このブログの過去記事を元に考察したもので、あくまで一説です。

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