「なんでオレだけファウル!?」を卒業する3つの視点【審判目線で守備を変える】

バスケをしていて、こんな風に感じたことはありませんか?

「え、今の俺がファウル?なんで…?」

高校時代の私もそうでした。引退試合で退場…。あの時の悔しさを胸に、今回は「ファウルを吹かれにくい守備」の原則を、審判の目線から分かりやすく解説します。


ファウル判定が難しいワケ:ラインクロスとの決定的な違い

まず、ファウルを理解するには、「アウトオブバウンズ」との比較がヒントになります。

  • ラインクロス:目に見えるライン=誰でも明確にわかるルール

  • ファウル:目に見えない基準=人(審判)によって変わる可能性がある

つまり、ファウルは感覚に頼りがちになるぶん、プレイヤーにとって「不公平」に感じやすいんです。


ファウルの3大判断基準:審判はここを見ている!

JBAのプレーコーリングガイドライン(2023)では、ファウル成立の判断は次の3つで決まります。

❶コンタクトの「事実」があるか?

実際に身体的な接触が起きているかどうか。

❷その「責任」は誰にあるか?

シリンダー(身体の占有空間)やリーガルポジション(正当な守備姿勢)を基準に判断。

❸相手の「プレーに影響」を与えているか?

具体的には「RSBQ」に影響があるかどうか:

  • Rhythm(リズム)

  • Speed(スピード)

  • Balance(バランス)

  • Quickness(クイックネス)


「全部の接触=ファウル」ではない

以下の3区分を理解することが、ファウルを避ける第一歩です。

分類 ルール的扱い プレーへの影響 結果
リーガル OK なし ノーファウル
マージナル NG なし ノーファウル
イリーガル NG あり ファウル

この「マージナル」の感覚を理解すると、守備の質がグッと上がります。


よくある誤解:「体を当てた=即ファウル」ではない

守備で接触を避けるのではなく、「責任のない接触」にとどめることが重要です。
そのためには:

  • シリンダーを意識する

  • 正しいタイミングでスライドステップを使う

  • 相手の進行方向を読んでスペースを管理する

こうした工夫で、審判から「リーガル」と判定されやすい守備が可能になります。


まとめ:ファウルで悩んでいるあなたへ

「なんでオレだけ…」と感じた瞬間こそ、成長のチャンスです。
審判の目線を知ることで、守備の意識が変わり、ファウル数も劇的に減らせます。

✔ ポイントはこの3つ

  1. 接触の有無

  2. 責任の所在

  3. RSBQに影響があるか

「ためして、話して、楽しんで」
ぜひこの考え方を、あなたのバスケに活かしてください。


関連リンク・おすすめ資料

この記事が役立ったと思ったら、コメント・シェアお願いします!

このブログは参考資料と、このブログの過去投稿を元に考察したもので、あくまで一説です

akitaka

Share
Published by
akitaka