堅守速攻という言葉、一度は聞いたことがあると思います。堅守速攻が弱いチームの戦略だと思っているあなた!考えを変えたほうがよいかも??です。
というのも最近のNBAの強豪であるウォーリアーズは3Pが強調されがちですが、非常にDFが良いチームであり、速攻が多いチームです。
ウォーリアーズ以外にも2020-2021シーズンを優勝したバックスも堅守速攻型のチームといえるでしょう。
つまり最近のNBAは強いチームこそ堅守速攻なのです。
また東京オリンピックで銀メダルを取ったトムホーバスさん率いる日本女子代表も3Pだけでなく、堅守速攻を全面に押し出したチームでした。
これらの世界のバスケ事情から言っても強くなるには「堅守速攻が近道」といえるでしょう。
では「堅守の3つの方法」と、「速攻の3つのメリット」を科学的に解明していきましょう!
シュートコンテスト(コンテストは競争の意)いわゆるシュートチェックですが、NBAでも非常に重要視されています。渡邊雄太選手もこの能力が高いことで評価されています。
ではなぜシュートチェックが重要視されているか?それは科学的にいって効果が高いからです。
具体的にシュート確率を40%から33%まで下げる、つまり7%も下げるという論文があります。
7%って少なくない?と思ったアナタ!この数字は試合の結果を大きく左右する値です!
バスケの勝敗は攻撃回数と期待値で決まるので、2つのパラメータを使って説明します。
仮に1試合で2Pが50回、3Pが20回の機会がある場合にどの程度影響があるか、以下にまとめました。
・2Pシュート→期待値0.14下げる→50回×0.14=7.0点減る
・3Pシュート→期待値0.21下げる→20回×0.21=4.2点減る
合計得点でいうと11.2点も下げることになります。あなたのチームが1年に10点差で負けた試合は何試合ありますか?10点差で負けていた試合の全てに勝てるくらい影響が大きいのです。
重要なことはチーム全体で40分間。DFは半分の20分なので20分間通してずっとシュートチェックすることがチームの勝利に近づく、ということです
選択肢の数が減ると、人間の反応速度を上げることができます。以下のグラフは選択肢と反応速度の関係になります。選択肢が1つだと0.21秒で反応できますが、選択肢が3つだと0.39秒で反応し、約2倍遅く反応することになります。
つまりDFはOFの選択肢を減らすことでより速く反応できるということです。
具体的にはハーフアームウェイ(腕半分の長さの距離)で近づき、シュートを打てなくする。そのうえで片側のドリブルをつけないように方向づけをする。
するとシュート、左右のドリブルの3択だった選択肢が1択にすることができます。ゆえに倍の速度でOFに反応できるようになります。界王拳2倍です。おおマジです。
ぜひ試してみてください。
皆さんに問題です。OF1人に対して2人でDFにつくダブルチームと、OF1人に対して1人で身体を当ててDFをする場合どちらのほうがシュート確率が低いでしょうか???
答えは・・・同じです。
つまりDF1人でも身体を当ててDFをすれば、ダブルチーム並みにシュートを落とさせることができるのです。
ただそれだけ。簡単がゆえにDF20分間ずっと続けることが難しいとは思います。
ぜひ試してみてください。一歩前に。です。トイレではありません。
では次になぜ速攻が強いのか、3つのメリットを説明していきます。
キーワードは「時間」、「スペーシング」、「リバウンド」です。
詳しくはメディアブルで話しているのでそちらで聞いていただければと思います。
最後まで見て頂きありがとうございます。ぜひ今回紹介した堅守の方法は試してみてくださいね。いつも止められないアイツを止められるかも?!です。笑
このブログは参考資料と、このブログの過去記事を元に考察したもので、あくまで一説です